新任スタッフ紹介 - 南 憲吏 博士

2018年2月26日

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自己紹介, Introduction

南 憲吏 博士, 助教
Dr. Kenji MINAMI, Assistant Professor

 平成29年11月1日付けで島根大学エスチュアリー研究センターの助教として着任いたしました南憲吏(みなみけんじ)と申します。専門は水産音響学、沿岸資源計測学です。皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
 私は、京都府京都市で生まれ育ち、北海道大学環境科学院後期課程で学び、「音響手法を用いた藻場の分布推定に関する研究」といったテーマで学位(環境科学博士)取得いたしました。取得後は、京都大学フィールド科学教育研究センターの研究員、北海道大学大学院水産科学研究院・北方生物圏フィールド科学センターで特任助教として、「京都府舞鶴湾におけるマナマコの資源状態の把握と生態の解明」、「岩手県沿岸部におけるアカモク(ホンダワラ科褐藻)の空間的な分布評価と持続的利用」、「魚群探知機を用いたシラスの漁場情報速報システムの開発」などといった研究に携わってきました。これらの研究では、音響手法をはじめとした様々な定量的計測手法を駆使して対象とする生物の生態を解明し、人間活動との関係を明らかにすることで、生態系を考慮した持続的利用について提案するというアプローチで研究を進めてきました。
 近年、人口増大による食糧不足が懸念されるなか、生物資源の重要性はますます注目されています。その一方で、多くの生物は乱獲や環境破壊による枯渇の脅威にさらされています。自然から恩恵を受けている我々にとって、生物資源を適切に管理し、持続的に利用する社会を形成することは急務であるといえます。特に、エスチュアリー(汽水域、沿岸湖沼とその周辺低地、沿岸海域、ラグーン)においては、自然環境の持続的利用に直面しており、その進展が最も求められている領域の一つと言えます。エスチュアリーを取り巻く環境は水域や陸域などの様々な領域からの影響を受けることを考えると、その持続的利用と保全を実現する上では生態系を考慮したエスチュアリーの管理が重要であると思います。本研究センターでは、定量的計測によるエスチュアリーの生態系の解明とそれに基づく持続的利用の在り方について研究を展開したいと考えています。
 何かと至らぬ点も多々あるかと存じますが、皆様のご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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