千葉県立中央博物館 特別展「よみがえるチバニアン期の古生物」のご案内

公開日 2023年08月02日

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 2023年7月15日から9月18日まで、千葉県立中央博物館にて、特別展「よみがえるチバニアン期の古生物」が開催されています。この特別展では、令和2年に日本の地名、千葉にちなんで名付けられた地質年代のチバニアン期(約77.4万年前〜約12.9万年前)に生息していた生き物の化石や復元画、模型などの展示によって当時の房総の海と陸の様子が紹介されています。

 本特別展における海の生き物の展示(写真1)では、エスチュアリー研究センターの仲村康秀特任助教が監修・製作した放散虫の拡大模型も展示されています(写真2)。この拡大模型は、チバニアン期にも生息していた放散虫の仲間をマイクロX線CTでスキャンし、そのデータを3Dプリンターで出力したものです。通常は顕微鏡でしか見ることができない微小な生物の美しい殻を見事に再現したものとなっています。放散虫の他にも有孔虫の拡大模型や貝化石、カニ化石といった展示に加え、クジラやトド、ゾウなどのチバニアン期に生息していた大型哺乳類の展示も充実しています。この機会にチバニアン期の海と大地の生物たちをご覧になってはいかがでしょうか。

 

関連リンク

千葉県立中央博物館(http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/)

特別展「よみがえるチバニアン期の古生物」展示紹介(http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1683350626118/index.html#tenjinaiyo)

 

写真1:チバニアン期の海の生き物の展示の一部

 

写真2:放散虫の立体模型(手前側)(マイクロX線CTでスキャンした放散虫のデータを3Dプリンターで出力したもの)

 

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