2014/12/16 第114回 - 作野 裕司 博士
第114回の懇談会は、広島大学大学院工学研究院の作野 裕司 博士の話題提供で行うことになりました。皆様お誘い合わせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。
尚今回も、開始時間を16時45分としておりますのでご注意ください。
第114回汽水域懇談会
題目 : 衛星やUAVを使った宍道湖の水質・水草モニタリングの現状と課題
話題提供者 : 作野裕司 博士(広島大学大学院工学研究院准教授)
日時 : 2014年12月16日(火)16:45~17:45
場所 : 島根大学汽水域研究センター2階セミナー室(201号室)
【発表の概要】
近年,宍道湖では,慢性的なアオコの発生や水草の突発的な繁茂などによるシジミ漁業等への影響が懸念されており,その実態解明が早急の課題となっています.しかし,汽水域は時空間的な環境変動が大きいため,従来の船舶による調査だけでは,広域的な把握は難しいという現状がありました.リモートセンシング技術は,このような広域把握を可能にする方法として,期待されています.本発表では,衛星や無人機(UAV)を使った宍道湖のモニタリングの現状と課題について,最新の成果を交えて話題提供します.特に,2013年から無料提供が始まったランドサット8によるクロロフィル/水温モニタリングの成果や,無人機等による宍道湖南岸の水草モニタリングの成果に焦点をあてて発表します.