中海分室
概要:
中海に浮かぶ江島に建てられた、エスチュアリー研究センター所属の臨海研究施設です。中海と大山を一望できる風光明媚なロケーション(場所の地図はこちら)で、訪れる者全ての心を和ませてくれます。本分室は、研究棟と宿泊棟、そして実験池から構成されています。分室のすぐ横には小さな港があり、そこには3艇の調査船が繋留されています。本分室の設備、および調査船は、手続きを済ませた上で自由に利用できます(下記参照)。
住所 〒690-1401 島根県松江市八束町江島694 Tel/Fax 0852-76-9007
1)研究棟:
2階建ての建物で、1階が備品のメンテナンスと収納の場、そして2階がフィールド調査で得られたサンプルの一次的な処理の場として機能しています。試水のろ過、サンプルの乾燥、ソーティングなどを行うことができます。水域調査に必要な採泥器、採水器、コア採集器、透明度板等が備えつけてあります。詳細についてはお問い合わせ下さい。
2)宿泊棟:
文字通りの宿泊場所として、また、セミナーやミーティングの場として利用することができます。宿泊棟は中空の2階建て(1階部分は駐車場スペース)で、3つの宿泊部屋、2つのシャワールーム、そして事務室で構成されています。調理器具が一通り備え付けてあり、自炊が可能です。自慢の展望風呂は一浴(?)の価値あり!?
3)実験池:
汽水生物を用いた実験・栽培に利用できます。実験池はコンクリート製の独立した4個の池から構成され、中海から汽水が直接的にポンプアップされています。
実験池の利用には予約が必要です。
4)調査船:
●ルピア: 全長:5.41 m・全幅:2.04 m・出力:49馬力・最大とう載人員6名
●ぼたん: 全長:5.79 m・全幅:2.04 m・船外機:64馬力・最大とう載人員9名
5)利用可能な調査機器:
野外調査において使用する調査機器の貸し出しを行っています。機器の一覧、貸し出し条件、管理者は機器一覧リスト(pdf)を参照してください。利用の際は、利用許可願に番号を明記するとともに、貸し出し条件に従ってください。
参考:携帯型採泥器具の種類と特徴 https://doi.org/10.5026/jgeography.128.359
利用手続き:
当分室、分室の設備(上記の5)、および調査船を利用する方は、あらかじめセンター長あてに「利用許可願」を提出して下さい。利用許可願はこのホームページからダウンロードできます。利用についてご不明の点は、エスチュアリー研究センター(0852-32-6099)までご連絡ください。
中海分室利用要項 (PDF)
小型船舶安全運行指針 (PDF)
港内における作業許可等についての周知事項 (PDF)