新任スタッフ紹介 - 齋藤 文紀 博士

2016年11月1日

自己紹介, Introduction

齋藤 文紀 博士, 教授

Dr. Yoshiki SAITO, Full Professor

 2016年11月1日付で汽水域研究センターに着任致しました齋藤文紀(さいとうよしき)と申します.2018年3月末までは,国立研究開発法人産業技術総合研究所との兼務となる関係で不在することも多く,皆様にご迷惑をおかけすることも多々あるかと思います.また初めての大学の教員生活で至らぬ点もあるかと思いますが,よろしくお願い申し上げます.

 私が初めて松江を訪れたのは,大学4回生の1980年4月に島根大学で開催された日本地質学会第87年学術大会になります.1981年に地質調査所に就職し,淡水・汽水湖沼である霞ヶ浦の研究に従事した関係で,以来,徳岡先生や高安先生とのご縁で何度かお邪魔させて頂きました.1990年代の後半からは,私自身の研究対象が,アジアの沿岸域,特に大規模三角州(メガデルタ)に移ったこともあり,汽水域の研究とは遠ざかっていましたが,この2−3年は,メコンデルタの感潮域の研究をしており,エスチュアリーの重要さを認識し始めたところです.専門は堆積地質学の中の沿岸堆積学になります.河川の河口域で潮汐の影響が及ぶ感潮河川(tidal river)や,河川において河床の水深が海面下の範囲のバックウオーターは,河川と海洋との漸移帯として今最も注目されている場所の一つです.河口域の堆積学では,デルタとエスチュアリーの両方の研究が重要で,エスチュアリーを抜きにして河口域に形成される堆積システムの全体を理解することはできません.汽水域研究センターは,日本で唯一のエスチュアリーに特化した研究機関であることから,その特殊性と優位性を活かし,アジアなどの海外のエスチュアリーの研究機関とも連携して,センターの発展に貢献できればと思っています.よろしくお願い致します.

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