自然環境下におけるマナマコの密度と水温の関係が明らかになった

公開日 2019年10月16日

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 エスチュアリー研究センターの南助教は、京都府舞鶴湾の自然環境下におけるマナマコの密度(海底面上の個体数)と水温の関係を4年間にわたる約2週間毎の潜水調査により明らかにしました。その結果、海底面上にみられるマナマコの個体数は、海水温の低下に伴い増加し、逆に海水温の増加に伴い減少することが示されました。最も個体数が多くなる時期は、どの調査年においても海水温が最低となる時期でした。こうした水温の増減に伴うマナマコの密度は、わずか2週間で倍増することもあれば半減することも確認されました。マナマコの資源状態の把握において、適切な時期に調査を実施することが重要であることが示され、そのタイミングの一つは海水温が最低となる時期であることが示唆されました。


<図1>京都府舞鶴湾のマナマコの密度と水温 -同論文より作成

本研究は、文部科学省、海洋資源利用促進技術開発プログラム、沿岸複合生態系プロジェクトならびに舞鶴市の助成を受けたものです。
本研究成果は、2019年11月に、国際学術誌Estuarine, Coastal and Shelf Scienceに掲載されました。


<発表雑誌>
論文タイトル:Seasonal and interannual variation in the density of visible Apostichopus japonicus (Japanese sea cucumber) in relation to sea water temperature
https://doi.org/10.1016/j.ecss.2019.106384
雑誌名、巻、論文番号:Estuarine, Coastal and Shelf Science, Elsevier, 229巻, 論文番号106384
著者:Kenji Minami, Reiji Masuda, Kohji Takahashi, Hideki Sawada, Hokuto Shirakawa, Yoh Yamashita
出版:2019年11月

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