エスチュアリー研究センター・汽水域研究会 合同研究発表会のご報告(01/11-12)

公開日 2020年01月23日

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 「島根大学 研究・学術情報機構 エスチュアリー研究センター第27回新春恒例汽水域研究発表会 / 汽水域研究会第8回例会  汽水域合同研究発表会2020」を、下記の内容で開催しました。
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【開催概要】
日時:1月11日(土)09:50-17:30 / 1月12日(日)09:00-15:30
場所:島根大学 総合理工学部1号館21番教室
主催:島根大学 研究・学術情報機構 エスチュアリー研究センター、汽水域研究会
協賛:公益財団法人ホシザキグリーン財団、公益財団法人島根県環境保健公社、環境システム株式会社、JFEアドバンテック株式会社、松江土建株式会社
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 11日は、齋藤文紀教授(島根大学 研究・学術情報機構 エスチュアリー研究センター長)からの発表会の趣旨説明と「LAGUNA汽水域研究の宍道湖・中海特集号、その2」の募集案内を含めた開会の挨拶のあと、常設セッションとして「 水圏生態Ⅰ・Ⅱ」の11件、「汽水域一般」の5件、「環境変動解析」の4件、「 流動解析 」の3件の総23件の発表がありました。なお、夕方には懇親会が開かれ、汽水域研究に対するより深い意見交換が行われました。  


開会の挨拶を行う齋藤文紀教授


11日の発表風景


11日の発表風景

 12日は、秋重幸邦理事(島根大学副学長・研究担当理事)から「島大にとって3つの喜ばしい出来事(注1)の紹介の後、2017年の組織改革以降の当センターの発表論文数や科研費獲得数などの実績躍進について、センター長のリーダーシップや関係者の協力に感謝する。」という内容の開会の挨拶があり、その後午前中にシンポジウムとして、「シミュレーションを用いたエスチュアリーの理解とその応用」に関して、矢島啓教授(エスチュアリー研究センター副センター長)からの趣旨説明と、4件の発表がありました。また、午後には「完新世における汽水域及びその周辺地域の環境変遷史 2020」をタイトルとして、スペシャルセッションが開かれて、9件の研究が発表されました。最後に、三瓶良和汽水域研究会会長から、「今回は情報分野だけのグループの発表参加もあり、分野を超えた様々な意見交換がみられ、本発表会に於けるすそ野の広がりが感じられたとの総括と、LAGUNAの特集号の告知、及び関係者の今後の研究の成功と発展を願う。」という言葉を頂きました。


挨拶を行う秋重幸邦理事


シンポジウムの趣旨説明を行う矢島啓教授


12日の発表風景


閉会の挨拶を行う三瓶良和教授

 本年度の参加者は、11日が109名(うち島根大学内50名・学外島根県内40名・島根県外19名)、12日が73名(うち島根大学内41名・学外島根県内15名・島根県外17名)で、2日間で128名の参加があり、発表や研究に関する意見交換が活発に行われました。なお、学生発表賞については、後日発表される予定です。
 今年度も、様々な立場の方々から汽水域に関する色々と貴重なご発表・ご意見が頂ける2日間でした。ご参加頂いた皆様、ご支援・ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。皆様のおかげで、今年の研究発表会も無事終了致しました。来年も松江でお待ちしております。

(金相曄 記)

(注1)
1) Official髭男dismが第70回NHK紅白歌合戦に出演(=卒業生の活躍)
2) 日本経済新聞社による「大学の地域貢献度調査」で島根大学が全国総合4位にランクイン(=地の拠点の取り組みの実り)
3) 2019年度地方大学・地域産業創生交付金の交付対象事業7団体を代表して、島根チームのプロモーションビデオが作成されることになった

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