ムック本「環境考古学と富士山 第4号」が雄山閣より出版されました
公開日 2020年03月30日
3月25日に「環境考古学と富士山 第4号」が雄山閣より出版されました。本書では2つの特集「年縞環境史学の新地平」と「富士山が持つ物語を読み直す―新たな地域理解と実践に向けて―」が組まれました。特集「年縞環境史学の新地平」では、高年代解像度での古環境分析を可能とする、国内外湖沼の年縞研究の事例を報告しております。エスチュアリー研究センターのメンバーが中心となって行った北海道網走湖・藻琴湖の研究報告も掲載されていますので、ぜひご覧ください。
特集「年縞環境史学の新地平」・内容紹介
〇年縞環境史学の新しい軸……山田 和芳
〇福井県三方五湖の堆積物に記録される洪水と花粉分析から推測される植生への影響……北川 淳子/瀬戸 浩二/篠塚 良嗣/小島 秀彰/山田 和芳/吉田 丈人
〇フィンランドにおける年縞堆積物から産出する珪藻遺骸群集― 人新世環境変動アーカイブとしての年縞湖沼堆積物の活用をめざして―……鹿島 薫/福本 侑/サーリネン, ティモ-
〇年縞を用いた放射性炭素の海洋リザーバー効果の経時変化の評価:釧路市春採湖の完新世コアの研究事例……中西 利典/七山 太/ホン, ワン
〇湖沼堆積物と生物遺骸が可能にする長期生態・進化学的研究……大竹 裕里恵/大槻 朝/占部 城太郎/木村 成子/山田 和芳/吉田 丈人
〇北海道網走湖における年縞堆積物の特徴と近年の環境変化……瀬戸 浩二/香月 興太/北川 淳子/園田 武/山田 和芳/川尻 敏文
〇藻琴湖(北海道)年縞堆積物にみる環境史……香月 興太/瀬戸 浩二/高田 裕行/辻本 彰/園田 武
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