汽水域合同研究発表会 2022(ハイブリッド)報告
公開日 2022年01月19日
島根大学 研究・学術情報本部 エスチュアリー研究センターの第29回汽水域研究発表会と 汽水域研究会の第10回例会の合同研究発表会が、2022年1月8日(土)から9日(日)の二日間にわたって開催されました。
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【開催概要】
日時:1月8日(土)09:30-17:25 / 1月9日(日)10:30-17:00
会場:島根大学 総合理工学部1号館21番教室とオンライン(Zoom)のハイブリッド
主催:島根大学 研究・学術情報本部 エスチュアリー研究センター、汽水域研究会
協賛:公益財団法人ホシザキグリーン財団、公益財団法人島根県環境保健公社、環境システム株式会社、JFEアドバンテック株式会社、松江土建株式会社
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昨年は新型コロナの影響でオンラインのみで行ったこの発表会ですが、依然としてウィズコロナの状況にあるため、今年は初の試みとしてハイブリッドでの開催として実施しました。
参加者は184名(1日目:106名、2日目:78名)に及び、研究発表として、常設セッションである「汽水域一般」で7名、「流動解析」で2名、「水圏生態研究」で11名、環境変動は「環境変動解析」で5名、スペシャルセッションである「完新世における汽水域およびその周辺地域の環境変遷史」で12名、招待講演2名、特別講演1名の合計40名の方から最新の研究成果についてお話がありました。招待講演は、8日に関西学院大学の谷水雅治博士による「微量元素同位体指標を用いた沿岸海域での物質循環評価の試み」、島根大学(汽水域研究会)の林昌平博士による「宍道湖のジェオスミン生産者の同定と同種ジェオスミン非生産株の分離」が、9日には特別講演として早稲田大学の山田和芳博士による「ASGM(零細および小規模金採掘)に関連した環境汚染研究における湖沼掘削科学の貢献」と題した発表が行われ、活発な意見交換がなされました。
本学からは、エスチュアリー研究センターが所属する研究・学術情報本部長であり、島根大学のSDGs、研究推進、産学連携、グローバル化推進、地域連携担当理事でもある大谷浩理事に、近年の島根大学およびエスチュアリー研究センターの成果や取り組みについてご挨拶をいただきました。
初のハイブリッド開催ということで混乱も予想されたのですが、進行を妨げるような事態は起こらず、予定通り進行することが出来ました。今回も学生賞として「汽水域研究会会長賞」と「エスチュアリー研究センター長賞」が設けられました。ご案内したGoogle Formsの評価シートで採点にご参加くださった方々、この場を借りてお礼を申し上げます。近日中にエスチュアリー研究センターのホームページ上に、受賞者案内を行うと共に、受賞者に賞状を授与いたします。研究発表会は汽水域研究会会長である入月俊明教授が、初のハイブリッド開催の運営や参加への謝辞、汽水域研究会の近況を挨拶として述べられ閉会しました。
参加者の方、運営の方々、ご参加ありがとうございました。これからもエスチュアリー研究センターと汽水域研究会をよろしくお願いいたします。
大谷浩理事の挨拶の様子
会場発表の風景(川井田俊助教 島根大学)
山田和芳博士(早稲田大学)のオンライン発表の様子