尾原ダム管理支所で「ダム水質予測システム」説明会を開催しました

公開日 2022年06月24日

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 国土交通省中国地方整備局出雲河川事務所からの受託研究の成果として矢島教授が構築した「尾原ダム水質予測システム」のユーザー説明会を開催しました。説明は島根大学と共同で開発を行った(株)イーグリッドの加藤氏を中心に行い、河口支所長をはじめとする関係者の皆様に熱心に聞いていただきました。本システムは、連続サイフォン式取水システムの特性を考慮した世界初となるダム水質予測システムです。技術的には、下記の論文成果を実装したものとなっています。
 システムを利用した支所長の感想として「洪水期前のドローダウン(水位低下)時に、放流水温等の水質予測結果を参考にしたダム操作を行う事ができるため、これまでの経験に基づいた操作に比べて安心したダム運用ができる。」と好評でした。


<発表雑誌情報>
論文タイトル:ダム貯水池での連続成層化における複数口を用いた異高同時取水特性
著者:矢島啓・鈴木伴征
雑誌名:土木学会論文集B1(水工学)
巻、ページ: I_1375-1380.
出版年:2020


 

尾原ダム(堤体中央部奥に見えるのが連続サイフォン式取水設備)

 

説明会の様子

 

水質予測画面を見入る河口支所長

 

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