中海本庄地域や貯木場付近の謎の赤紫浮遊物体について
公開日 2023年10月03日
10月20日及び25日の定期調査において、中海本庄地域や貯木場付近に謎の赤紫物体が多量に浮遊しているのが観察されました。
サイズは数mmから数cmのゲル状物体で、場所によって濃淡はあるものの本庄水域の東部のほぼ全域および貯木場付近に見られました。
浮遊した物体は、ヒドロムシなどの付着性生物に張り付いていたものもありました。
この物体を顕微鏡観察したところ、赤紫色の直系10-30μmぐらいの細胞が大量に含まれていることが分かりました。
今のところ、海水の水槽などで良く見られる「赤ゴケ」と呼ばれる藍藻「シアノバクテリア」ではないかと考えています。試料は大量に採取したので、今後DNA解析などで同定し有機地球化学的な分析も行ない、その現象の特徴と原因を研究する予定です。
(瀬戸・仲村・香月)