第138回汽水域懇談会 -白川 北斗 博士-【10/03開催】

公開日 2018年09月21日

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 第138回の懇談会は白川 北斗 博士(北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター特任助教)の話題提供で行います。皆様お誘い合わせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。


第138回汽水域懇談会

題目 :バイオロギング手法を用いた動物研究の紹介
話題提供者 : 白川 北斗 博士(北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター特任助教
日時 : 2018年10月3日(水) 17:00–18:00
場所 : 島根大学 研究・学術情報機構 エスチュアリー研究センター 2階セミナー室(201号室)

【発表の概要】
 生物に小型記録計(データロガー)を取り付けることで、生物自身に個体の時系列データを取得させるバイオロギング手法は、理学分野はもちろん、野生動物や水産有用種の管理などの応用分野に注目されてきました。近年では記録計の小型化やセンサーの多様化が進むことで適応可能な生物種が飛躍的に増加し、現在ではバイオロギングデバイスに強い関心を抱く研究者は何らかの形でデバイスを利用している、または利用しやすい状況にあります。魚類においては、バイオロギング黎明期にサメやマグロなどの大型魚類への導入が進みましたが、普及期である現在では比較的小型のサケ科魚類やメバル、ニシンなどの沿岸、汽水、淡水域での利用も進んでいます。今回の講演では、バイオロギング手法を用いた動物の行動研究を、主に魚類を例にしてご紹介します。流れとしては、まずバイオロギング手法とその歴史について簡単にご説明し、次に本手法を用いた魚類行動研究をご紹介します。その中で、演者自身が参加する先進的なシステムの開発プロジェクトとその応用性についてもご紹介いたします。


掲示用ポスター

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