展覧会「KYOTO STEAM 2020国際アートコンペティション スタートアップ展」のご案内
公開日 2020年10月29日
2020年10月31日~12月6日に、京都市京セラ美術館 (旧京都市美術館) にて、展覧会「KYOTO STEAM 2020国際アートコンペティション スタートアップ展」が開催されます。この展覧会では、芸術系大学等と研究機関・企業がコラボレーションして制作した多彩な作品を通じて、アートとサイエンス・テクノロジーの融合による新たな可能性を模索します。
エスチュアリー研究センターの仲村康秀特任助教が監修・制作協力した作品群「Seed of Life (生命の実)」では、プランクトンを彷彿とさせる巨大なオブジェが登場します。さらに、マイクロX線CTでスキャンした単細胞動物プランクトン (放散虫類・フェオダリア類。写真1) のデータを3Dプリンターで出力した美しい立体模型や (写真2)、同データを使用したヴァーチャルリアリティー (VR) 映像 (写真3) を紹介します。微小なプランクトンを肉眼で見える大きさにすることで、無機物と有機物、生物と環境の循環構造について鑑賞者が思いをめぐらせ、生態系を支える「いのちの源」について、考えさせられます。アート×サイエンスの次なる可能性を、どうぞご覧ください。
関連リンク
展示会フライヤー
主な展示作品
KYOTO STEAM
写真1:単細胞動物プランクトンの顕微鏡写真
写真2:単細胞動物プランクトンの立体模型(マイクロX線CTでスキャンした放散虫類やフェオダリア類のデータを3Dプリンターで出力し加工したもの)
写真3:マイクロX線CTでスキャンした単細胞動物プランクトンのデータを使用したVR映像(昨年度の内覧会の様子)