新型採泥器の特許「特開2020-101029」を取得しました-香月 興太 講師-

公開日 2020年12月04日

<img title="201211-TOP.jpg" src="/_files/00216944/201211-TOP.jpg" alt="201211-TOP.jpg" />

 エスチュアリー研究センターの香月 興太 講師が国立極地研究所と共同で開発を進めていた(開発主導・アイデア構築は国立極地研究所の菅沼 悠介 准教授)、新型採泥器「可搬型パーカッションピストンコアラー」が特許取得いたしました。
 詳しい情報は、特許情報プラットフォーム(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/)にて「特開2020-101029」で検索すると出てきます。
 この新型採泥器は、削岩機の力で採泥管を土中に押込み、堆積物を採取する仕組みになっており、堆積物の種類を問わず、長尺堆積物を取得することが可能です。「可搬型」、つまり人力で運べるので、地形が険しい箇所で力を発揮します。特に寒冷地での調査に向いており、国内では北海道の屈斜路湖やサロマ湖、海外では南極での湖底・浅海底堆積物調査に用いられています。


 この写真は、この可搬型パーカッションピストンコアラーを用いて採取された、南極シューマッハオアシスの湖底堆積物で、水深40.6 mの場所で約8 mも採取できました(透明なパイプ内に堆積物が詰まっているのが見えます)。SONIC Project(シューマッハオアシス日印共同調査隊)のメンバーと撮影。

文責:香月 興太


発明の名称:土砂採取装置「可搬型パーカッションピストンコアラー」
氏名:菅沼悠介・香月興太・田邊優貴子
公開番号:特開2020-101029(P2020-101029A)
公開日:令和2年7月2日

戻る