第158回汽水域懇談会 -梶川 勇樹 博士-【10/21開催】
公開日 2022年10月03日
第158回の懇談会は、梶川 勇樹 博士(鳥取大学学術研究院工学系部門 准教授)の話題提供でハイブリッド形式により行います。皆様のご参加をお待ちしております。ご来場の場合もコロナ禍に於ける人数把握の為に、事前登録をお願いいたします。
第158回汽水域懇談会(日程のポスター)
第158回汽水域懇談会
題目 : 河川および海域における波・流れ・地形変化の数値シミュレーション ~予測精度の向上とその信頼性~
話題提供者 : 梶川 勇樹 博士 (鳥取大学学術研究院工学系部門 准教授)
日時: 2022年 10月21日(金)17:00–18:00
場所: ハイブリッド開催(センター2階セミナー室(201号室)とZoom を併用)
16:30からZoomを開設
事前登録をお願いいたします。登録頂いた方すべてにZoomのURLをお送りいたします。
参加希望の方は、10月19日(水) 正午までに<kisui@soc.shimane-u.ac.jp>へご連絡ください。
【発表の概要】
河川や湖沼あるいは海域における波・流れと、それらの作用に伴う地形変化や土砂流出に関する数値シミュレーション(数値予測)は、現象の解明のみならず、防災や減災、環境保全等の課題解決に向けてその糸口を示すことができる非常に強力なツールの1つです。その一方で数値シミュレーションは、採用するモデルの次元数や複雑な流れの評価法(乱流モデル)、使用する式(地形変化では「流砂量式」)によって得られる結果が大きく異なる場合があります。更に、対象とする領域の地形解像度(メッシュ幅)によっても結果が大きく異なる場合があるため、得られた結果の評価には十分注意を要するとともに、このような問題を回避するべく予測精度向上に関する研究も常に続けられています。
本セミナーでは、波・流れ・地形変化に関する数値シミュレーションの予測精度向上と結果の信頼性について、海域のような波・流れ共存場での円柱周辺流況、実河川を対象とした流況、域への流出土砂量予測などを対象に最新の研究成果をお話したいと思います。