第161回汽水域懇談会 -関 宰 博士-【02/09開催】時間変更

公開日 2023年01月10日

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 第161回の懇談会は関 宰 博士(北海道⼤学低温科学研究所 准教授)の話題提供でハイブリット形式により行います。皆様のご参加をお待ちしております。
 第161回汽水域懇談会(日程のポスター)


第161回汽水域懇談会

題目 : バイオマーカーによる陸域の環境変動復元
話題提供者 : 関 宰 博士(北海道⼤学低温科学研究所 准教授)
日時:2023年 2月9日(木)16:30–17:00 17:00–17:30
場所: ハイブリッド開催(センター2階セミナー室(201号室)とZoom を併用)
   16:00 16:30からZoomを開設
事前登録をして頂いた方にZoomのURLをお送りいたします。
参加希望の方は、2月7日(火)正午までに<アンケートシステム >へご登録ください。

【講演概要】
 気候システムはいくつかの要素(⼤気・海洋・地表・植⽣・雪 氷など)で構成されており、これらの要素は複雑に相互作⽤している。このシステムへの気候強制⼒の⼊⼒が変化した時に、個々の要素⾃体と要素間の相互作⽤の仕⽅が変化し、気候が別の状態に変化すると考えられている。気候変動のからくりを解明するには、気候システムを構成する個々の要素の相互作⽤の仕⽅を深く理解する必要があるが、そのためには、世界各地の気候・環境変動を復元した上で、復元データの総合的な解析が求められる。このような統合的な解析に取り組む上で、バイオマーカーは最も優れたツールの1つと考えられる。バイオマーカーには起源特異性を持つものが数多く存在し、様々なアーカイブに適⽤可能であることから、陸域・⼤気・海洋における様々な環境情報や、地球表層における物質循環など多種多様な環境情報を解読することが可能である。本講演では、これまで講演者が取り組んできた研究成果の中で特に陸域の気候・環境復元に焦点を絞り、陸域の古気候・気候システム研究におけるバイオマーカーの有⽤性と、気候システム全体の理解に向けたこれからの研究の展望を述べる予定である。

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