合同研究発表会表彰式のご報告(2020)
公開日 2020年02月14日
島根大学 研究・学術機構 エスチュアリー研究センター第27回新春恒例汽水域研究発表会 汽水域研究会第8回例会 合同研究発表会に於ける、優秀な学生発表に対して贈られる「エスチュアリー研究センター長賞」と「汽水域研究会会長賞」の表彰式が、2月13日に当センター長室にて行われました。
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【表彰内容】
エスチュアリー研究センター長賞
石山侑樹さん 島根大学大学院 自然科学研究科
「稚エビ期の加温および低塩分飼育がヨシエビの成長・生残に及ぼす影響の検討」
石山侑樹・山口啓子・勢村均
得点:20.84/25点
エスチュアリー研究センター長賞
安永志織さん 島根大学 生物資源科学部
「中海の異なる環境条件におけるオゴノリ類の現存量と生長量」
安永志織・倉田健悟・南憲吏・須崎萌実・藤井貴敏・渡部敏樹
得点:20.37/25点
汽水域研究会会長賞
赤對紘彰さん 島根大学大学院 自然科学研究科
「南極宗谷海岸の親子池における完新世貝形虫群集の時間的変化」
赤對紘彰・入月俊明・瀬戸浩二・香月興太
得点:21.80/25点
汽水域研究会会長賞
右藤周悟さん 島根大学大学院 自然科学研究科
「過去約3400年の対馬舟志湾における植生と気候変動」
右藤周悟・渡辺正巳・入月俊明・藤原勇樹・瀬戸浩二・香月興太・Jin-Young Lee・Jaesoo Lim
得点:20.00/25点
学生賞対象発表者の平均点は19.22/25点
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表彰状を齋藤文紀エスチュアリー研究センター長から受け取る、島根大学大学院 自然科学研究科の石山侑樹さん。<エスチュアリー研究センター長賞>
副賞を齋藤文紀センター長から受け取る、島根大学 生物資源科学部の安永志織さん。<エスチュアリー研究センター長賞>
「ヨシエビを松江の皆さんの食卓に飾れるように研究を進めます。」と石山さん(左)
「研究の過程で自分の弱みが分かりました。新年度は社会人になるのでこの経験を踏まえます。」と安永さん(右)
二人ともお世話になった周囲の方々への感謝の言葉もしっかり述べていました。(中央は齋藤センター長)
三瓶良和汽水域研究会会長より表彰状を受け取る、島根大学大学院 自然科学研究科の赤對紘彰さん。<汽水域研究会会長賞>
三瓶会長より表彰状を受け取る、島根大学大学院 自然科学研究科の右藤周悟さん。<汽水域研究会会長賞>
「専門外の人に分かり易く説明することを心掛けました。社会人になってもこの経験を活かします」と赤對さん(右)
「今回得た研究の成果と課題をより深め、納得のいくかたちを目指します。」と右藤さん(左)
二人からは具体的に先を見据えて進む姿勢が感じられました。(中央は三瓶会長)
受賞者全員で。(左は安永さんの指導教員の倉田健悟准教授)
最後に齋藤センター長から「この受賞を一つの契機とし、社会に出る人も研究を続ける人も、気持ちを新たにしっかり取り組んで欲しい。」と、激励の言葉が向けられました。
皆さんおめでとうございました。今期の学生賞は特に接戦のようでしたが、その中で上位になり受賞されたという事に大きな意味があると思います。この経験を自信に変えて、今後それぞれの道での更なる活躍に期待しています。
(舩來 記)